中1はまだまだ無邪気だ。
宿題忘れ一つにも素直に反省し、次の休み時間にはケロッと忘れ、校舎の外を走り回っている。
二日連続で申し訳ないが、今日は大内のTくみを泣かした。
宿題忘れが続いたからである。
HWチェック後、即別室に入れてツーショット。
『なんで宿題忘れたんか?』
『・・・・・・・・・・・・・・。』
『なんで宿題忘れたんかっちゃ?』
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
こんな具合で、答えにくいアバウトな質問を5回ほど繰り返した後、
『言い訳でも何でもええから、何か言わんかい!! 男じゃろ~が!!!』
この発言は、はっきり言って教育の域をはみ出していると思うが、真正面からぶつかってるから大丈夫。(と自分に言い聞かせる・・・)
真正面からぶつかる…。
一度、河合隼雄先生(臨床心理学会の第一人者)の講演会を聞きにいった際、自由質問の時間に果敢に手を挙げて(まわりはほとんど学校教育関係者)質問したことがある。
『子供に接するときに一番心がけなければいけないことってなんですか?』
山口市民ホールの中に、マイクを通して僕の超アバウトな質問が響き渡った。
この答えにくい質問に動じる事もなく河井先生はこう答えてくださった。
『教育とラグビーは似ているんです。タックルに気の迷いがあり、少しでも逃げ腰で相手に当たると、肩を脱臼したり、当たり所が悪ければ相手にも迷惑をかけることもあります。教育も同じなんです。木刀を持った暴れん坊の不良をカウンセリングするときも、僕は一戦交える覚悟で当たりますよ。だけど、真正面からぶつかればこんなおじいちゃんでも命を落とすことは絶対にありません。なぜだと思いますか?その続きが知りたければ、僕の本を買ってみてください。読まなくてもいいですから(笑)。若い方はいいですね。質問がストレートでドキッとします。』
本当に気さくな返答だった。
とてもうれしかった。
僕の教育のモットーの一つ。
『正面からぶつかれば怪我しない。』
これからも、おじいちゃんになっても実践し続けよう。
結局、『なんで宿題しなかったの?』に対する答えは、
『遊んでました…。』
の一言だった。
それを言わせないと意味がない。
人間は言葉に出して、自分の非を認めてから深く反省する生き物だと思う。
口にすると、自分をごまかせない。逃げ場がない。反省するしかない。
今日のTくみの英語授業は抜き。
別室で反省の涙を流していた。
もれなく、次の休み時間に走り回っていたのが気になるが…。
少しずつ大人になっていこうな!
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